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コールマン ランタン リペイント オーバーホール 制作!! [ランタン]

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私のキャンプ歴は小学校の頃からかれこれ40年以上。。。
自分でランタンオーバーホールを始めたのは高校生くらいからです。
ある時バイクのお客様よりランタンの調子が悪いので見てくれないか???
それをきっかけにランタン修理とリメイクを始めました。
当店は車・バイクの特殊塗装【ガンコート】をやっておりますので、
それをランタンに使えないか。。。
テストを重ねて今のところ現在の工程に落ち着いております。
では早速制作内容のご紹介。。。
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まずは現在の状態を確認します。
この時点で調子悪ければパーツ交換して原因を突き止めます。
全バラした後では原因追及が困難になる事があるからです。
(これは車・バイクもなじですね!)
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次にタンクの塗装剥離をします。
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剥離後の画像ですが実はタンクは塗装キズなどから水が入って塗装下は
かなり錆があるんです!!
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このタンクは中に錆がありましたので錆取り溶剤を流し込んで一晩寝かせます。
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次にタンク内錆確認。マイクロスコープを使って
入念にチェックします。
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錆取りをしたタンクは錆再発防止に
コーティング剤を流し込みます。その後80℃で1時間窯入れします。
錆がないタンクはそのままです。
錆取りをしただけでは必ずまた錆が出てきます。
これはバイクも同じです![わーい(嬉しい顔)]
IMG_6966.jpg
次に塗装するパーツにブラスト処理をします。
この時ベンチレーター内側はよほど錆びてなければ琺瑯のまま残します。
(理由は琺瑯のままの方がメンテナンスが楽だからです。)
また、琺瑯の上からも足付けすれば塗装はできます。
ですが琺瑯とは簡単に言えばガラスです。
私の経験上琺瑯は優れた焼付塗装ですが、ゆえにもろく欠けやすいのも短所です。
そもそもの琺瑯がかけてしまえばその上の塗装も剝がれます。
またガラスに塗装するわけですから剥がれやすくなります。
そのため当店ではベンチレーターを塗装する場合は琺瑯をブラスト処理いたします。
しかしながら(ベンチレーター/バーナー/フレームボトム/ヒートシールド)は
常に高温にさらされます。
耐久性は錆びてないオリジナルが一番です!![わーい(嬉しい顔)]
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やっと塗装に入りますが、塗装前に一度100℃で窯入れして水分・油分を飛ばします。
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その後タンクは防錆材80℃30分焼→塗装60℃45分焼→100℃45分焼→175℃1時間半焼→クリアー2時間半焼でやっと完成です!!
それ以外の耐熱塗装(セラトップEX)は4~5日ほど常温乾燥後出来上がりです!![わーい(嬉しい顔)]
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タンクは最後にポンプカップホールを磨きこみします。
(ここに塗料・コーティング剤・錆などがあるとカップを痛めます。)
これでカップの滑りが良くなます。
さらに革製のカップに交換するとさらに気持ちよくなります!!
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真鍮パーツ洗浄。
専用溶剤→超音波洗浄で。。。
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ピカピカになります!![わーい(嬉しい顔)]
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さらにベイルハンドルには吊るして使用しても熱くならないようにバイクで使用する耐熱シリコンチューブを取り付けます。
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すべて出来上がりです~!![わーい(嬉しい顔)]
組上げ後圧漏れチェック・燃料噴射ノブ調整・燃料残量調整して終わりです。
そして組み上げると。。。
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完成です!!
当店でのランタン塗装はすべて【ガンコート・セラトップEX】で製作しております!!
ガンコート???なかなか聞かない塗料と思いますが超~タフな塗料です!!
遊びに!!お仕事に!!ガンガン使ってやってください!!
道具とは使ってやって本来の意味を成します。
飾ってるだけでは意味がない~!!
詳しく知りたい方はCARVEKさんを
是非ご覧ください!!
【!注意!】
あくまでも中古のリペイント品です。新品ではありません。
テスト点灯は行っておりますがあくまでも中古品の為絶対的な点灯を
保証するものではありません。
また塗装に関しましても、絶対的に剥がれない!焦げない!
などの保証があるわけではありません。
(絶対剥げない塗装など世の中に存在しないと思っておりますから。。。)
使用・組付けによる小傷・擦り傷あります。
テスト点灯後クリーニングいたしておりますが、汚れがある場合があります。
使用初期はベンチレーター塗料のニオイが発生する場合があります。
必ず野外にてご使用下さい。
ベンチレーター/バーナー塗装は使用するにしたがって変色する場合があります。
これも使用に伴う「味」だと思って楽しんで下さい。
ご依頼御用命はBeat→092-929-2813
auto_chikushino@yahoo.co.jp
よろしくお願いいたします~[わーい(嬉しい顔)]!!

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